院長の活動報告

「美しさ」を求める心は「健康」の維持増進につながります。 2021/3/31

もう1年以上もコロナ対策が続き、感染予防のための社会や個人の活動制限により、心身に不調をきたしている方も多いと思います。
感染予防を通して各自の健康に対する意識が高まったという点では良かった面もあると思います。しかし、そこには常に義務感や閉塞感がついて回っていたことも否めません。
せっかく健康維持のことを考えるのであれば、義務感だけで行動するのではなく、楽しみながらより積極的に健康を求めてみてはどうかと思います。
そこで、喜びや満足感を得ながら健康へとつなげていくこととして、「美容治療をやろう」と思いました。今だからこそ。
美しくあるためには、体の外側だけのケアではだめで、内側、内面のケアも大切ですね。ですから、「美しさ」を求めることは同時に「健康」を促進することにもなります。
しかも、動機が「体の中を健康にしたい」という場合は義務感を伴うわけですが、「美しくなりたい」というと期待や希望がふくらみ明るい気持ちにもなれるでしょう。「自分へのご褒美」いいですねぇー!
「感染しちゃいけない」と恐怖で沈んでいた気持ちを明るくして免疫力もアップ! コロナで沈んだ気持ちには「美容治療」は最適です!
とは言え、美容で受診するのに仕事などを犠牲にできない・・・という方も多いと思いますので、時間外診療も4月2日から開始することにしました。オンライン診療もやってます。
このコロナ禍において、皆様の心身の健康の一助となれば幸いです。

以下は、最近の活動報告(また産業医ネタですみません・・・)
私は会社の産業医もしていますが、ある事業所の安全衛生委員会議事の中から皆さんにも参考にしていただきたいことを紹介します。

毎月課題を掲げるのですが、3月課題「安全運転強化月間」決められたルールに基づき業務を行う4月課題「声掛け強化月間」
これらはどの職種においても大変重要なことであり、特にこれから新年度を迎えるこの時期に確認すべきことである思いましました。
さらに私が思ったことを付け加えさせていただきました。
「決められたルールに基づき業務を行う」としても、人間は間違う生き物であり「エラー」はつきものです。それを防止するために「声掛け」はとても大切であり、この34月の課題の流れは大変適切であると感心いたしました。

人が行動すればそこには常にエラーが起こりうる。そこで「ヒューマンエラー」について述べます。
ヒューマンエラーとは、人間のミスが原因となって起こる様々な問題のことです。「意図しないエラー(うっかりミスなど)」と「意図されたエラー(手抜きや故意など)」があります。
ここでは前者について述べます。以下のような場合があります。
1)先入観・思い込みによる勘違い
2)見落とし
3)やり忘れ
4)判断ミス
5)認知力・注意力の低下
これらの対策として、1)は本人の自律によるところが大きいですが、皆でルールを再確認するなど定期的な研修が有効です。
2)~5)については指差し・声出しによる確認の強化とお互いの「声掛け」の強化が有効と思われます。これら
はまた、健康状態が大きく影響します。
エラーを防止するためには、生活リズムの安定、バランスのとれた食事、十分な睡眠、休息などによる、精神の安定、体調管理が大切です。

以上のような話をさせていただきました。

ここで皆さんも気づかれたと思いますが、これらのことは「美しさ」を求める上でも不可欠だと思いませんか?
ね、美しさを求めて生きることは、あらゆる場面に共有される効果をもたらすのです。だったら、「健康のためにこうしなくちゃ」と義務的に思うより、「美しくなろう!」と思うほうが前向きになれますよ。
「健康」ってことさらに考えなくても自然と健康に向かうことになります。

もちろん、治療中の疾病、基礎疾患のある方は、その治療をしっかり行うこと(コロナ感染予防や重症化予防にもつながります)も大切です。
また、花粉症など、時期的な疾患も受診して内服するなどしたほうがよいでしょう。

以上を参考にしていただき、より健康に、より美しくなっていただきたいです。
よろしくお願いいたします!

おっと、もうこんな時間。早く寝なきゃ。 苦笑

テレワークに関連して、他者理解の大切さについて思うこと。 2020/6/24

新型コロナウイルス感染症対策として、可能な会社や可能な部署では在宅勤務(テレワーク)が行われています。先日、私が産業医を務めるある会社の安全衛生委員会に出席しましたが、そこでテレワークに関する弊害の話がありました。社内でテレワークができる部署とできない部署があると、できない部署の職員の間に不公平感が生まれ、「あいつらは楽でいいよな」というようなある種軽蔑するような態度になる、というのです。かたや、テレワークをしている部署の職員は、会社で仕事するほうがやりやすくても出社を許されず、自宅に閉じこもって仕事をするので、閉塞感、ストレス、運動不足、さらには肩こり・腰痛や関節痛などといった心身の不調をきたしており、「楽」と言われることに反論しています。このようなテレワークに伴う心身の不調は患者さんからもよく聞く話です。この日の委員会では、この他者批判的な状態に陥ることを社内のメンタルヘルスの問題として取り上げ、対策を検討しました。このように他者の立場を理解しない考えは、ひいては「差別」につながり、差別の対象は異なりますが、今まさに全世界がコロナとの戦いにおいて抱えている問題のひとつ、「差別問題」につながります。みんなで協力してコロナに立ち向かわなければならない時に、他者批判に陥ることは悲しいことです。免疫力が低下してコロナの思うつぼかもしれませんよね。人と接する機会が減ったことによるのかもしれません。批判するよりも、お互いの違いを認め合って助け合い、”励ましあって”、このコロナとの戦いを乗り越えて行きたいですね。免疫力があがると思いませんか。そしてコロナ以前よりもお互いの絆が強まった平和で住みやすい世界にしていきたいものです。我々ひとりひとりの小さな行動から始めましょう。今回のコロナで、ひとりひとりの行動の変化によって世の中が変わるんだということを知りました。私も、傷病に苦しみながらコロナで大変な中受診してくださる患者様に対し、診察の中に”励まし”の言葉を添えるように心掛けています。

新型コロナウイルス感染症予防対策に万全を期しています。 2020/4/1

新型コロナウイルス感染症が東京・千葉で急速に広がっておりますが、当院では、来院患者様の安全を確保するために様々な努力と工夫を行っております。当院では、新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者様の診察は行っておらず、来院される前に患者様ご自身で保健所の相談センターに連絡していただくよう、ホームページの掲載や1階入り口のポスターでのお知らせを行っています。また、お問合せをいただいた場合にも、疑いのある患者様を的確に保健所の相談センターに誘導できるよう、電話対応の方法や医師への確認方法などの手順を徹底しています。院内感染予防対策にも力をいれています。職員の予防具装着や手洗いの徹底、また、常に換気を行い、椅子や手すりなどの院内設備の消毒、ボールペンや問診票記載用の盤などの備品の消毒もこまめに行うようにしています。通常の風邪やインフルエンザ等、他の感染症で受診された患者様の診察でも、新型コロナウイルス感染症の疑いが否定できないような場合には、隔離室を用いて診察を行い、他の患者様との接触が極力ないような対策をしています。さらに、職員教育においては、私と小児科中村医師とで令和2年1月末、2月28日と2度にわたって千葉県医師会で行われた新型コロナウイルス感染症に関する研修会に参加し、最前線の情報を職員に周知し、また、日々医師会等を通して通達される厚労省の事務連絡も、即、各部署に流し、翌日の朝礼などで重要事項の確認をしています。
それにしても、まだまだ予断を許さない状況が続いております。当院も全力で新型コロナウイルス感染症拡大の防止に努めて参ります。皆様も日頃の体調管理、感染予防対策など、各自にできることから感染拡大防止にご協力をお願いいたします。

毎月第1木曜日は東京大学病院で血管腫血管奇形の専門外来をしています。 2020/1/10

毎月第1木曜日は東京大学医学部附属病院の形成外科で血管腫血管奇形の専門外来をしています。今月は正月のため第2の1月9日に行ってきました。
血管腫とは血管が増殖して血流が豊富な腫瘍、血管奇形とはからだのある部分で毛細血管・動脈・静脈・リンパ管などの血管が異常な形になったり密集したりして病変をつくるものです。
いずれも治療を行っている医師が限られているため、私がそれを専門としているので、東大で専門外来をやっているというわけです。
今回は、腕の筋肉の中に静脈奇形(静脈がとぐろを巻いて塊をつくっている)があって、とても痛いという患者さんの治療をしました。
行ったのは、硬化剤と呼ばれる薬剤を静脈奇形の血管の中に注射する、硬化療法という治療法です。
腫瘍の治療といえば手術をまず思い描くでしょうが、血管奇形は血管でできているので切ると大量出血することがあり、また、それを切除することでその部分の臓器にダメージを与えることもあり、手術が困難な場合が少なくありません。この硬化療法というのは、切らずに薬剤を注射することで病変を縮小させる治療法です。切らないので、出血もなく周囲の臓器へのダメージも少なく、手術が困難な病変も治療することができ、症状をやわらげることができます。
今回は、超音波で筋肉の中の静脈奇形をみながら、そこに針を刺して薬剤を注入しました。高度な技術、というと大袈裟かもしれませんが、それなりに経験が必要です。
私はこの治療を東大病院などで20年以上やっています。法典クリニックでもできる治療なので、クリニックに治療を受けにいらっしゃる患者さんもいます。

水曜日のクリニックの休診日は、杏林大学で非常勤講師として、同様に血管腫血管奇形の診療をしています。
またいずれ紹介しますね。

産業医として船橋市内の事業所で医療貢献しています。 2019/12/25

12月20日、23日は、それぞれ、私が産業医を務める船橋市内の事業所の安全衛生委員会に出席してきました。
インフルエンザが流行し始め、各事業所では感染予防を安全衛生目標に掲げています。インフルエンザだけでなく、この時期に流行するノロウイルスによる感染性胃腸炎など、流行中の感染症の予防について簡単な講義をしました。手洗い、うがいなどはどこでも耳にしますので、皆さんもよくご存知ですね。十分な休養にバランスのとれた食事も基本。そこで付け加え、の話。
インフルエンザウイルスは、くしゃみなどで患者から空気中に放出された場合、通常の風邪のウイルスよりも空気中に長く浮遊するといわれています(空気感染する)。そしてそれは気温が低く湿度が低いほど長くなります。また、もし口の中にウイルスが侵入した場合、喉の粘膜で免疫力が働いて防御しようとしますが、粘膜が乾燥しているとその免疫力がガタ落ちします。なので、部屋の加湿や、喉をしめらせておくこと、冬場でも適切に水分補給することが大切です。それから、インフルエンザワクチン接種についてですが、流行が始まってからでも遅くありませんし、1度インフルエンザA型に罹った方でも、さらに別のA型やB型のインフルエンザに罹る可能性がありますので、まだ接種していない方は、感染予防や重症化予防のために、ぜひ接種するようにしてください。
ノロウイルス対策については、厚労省のホームページからダウンロードできるリーフレットが分かりやすくてよいです。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/norovirus/ 参考にしてください。

あと、机の上などを整理整頓しておくこと!空中から落下したウイルスがウイルス溜りを作らないように。皆さん、「5S」って知ってますか?
「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の5つの言葉の頭文字のSで「5S」です。それぞれの言葉の正確な意味も調べてみてください。なかなかためになりますよ。

中頭病院、獨協医科大学病院で手術してきました。 2019/12/25

12月14日は沖縄市の中頭病院、12月17日は私が非常勤講師をしている栃木の獨協医科大学病院で、出張して手術をしてきました。
私の専門は形成外科ですが、なかでも血管腫血管奇形と小耳症(先天的に耳の形と耳の穴がない)を専門にしています。獨協医科大学では、形成外科の朝戸裕貴教授のもと、耳鼻科の東京医療センター加我君孝教授、竹腰英樹先生と共同で、小耳症の耳の形の形成と同時に耳の穴と鼓膜の形成をする手術をしています。この手術は、朝戸教授が東京大学講師時代に当時東京大学耳鼻科教授だった加我先生と共同で開発された手術で、形成外科と耳鼻科がそれぞれ高度な技術を結集して共同で同時に行うため、世界的にも行っている病院が少なく、日本では獨協医科大学でしかできません。
その技術を私は東大時代に伝授していただき、現在は獨協医科大学で行っています。

中頭病院へは2004年から手術のお手伝いで行っていますが、もとは、形成外科の不足していた沖縄県において、形成外科の立ち上げを私が相談され、当時東京大学形成外科准教授だった現獨協医科大学の朝戸教授にお願いして中頭病院に形成外科を作っていただいたのが始まりです。その縁で今でもほぼ毎月1度朝戸教授とともに手術に行っています。

そんなわけで、クリニックを留守にして皆様にはご迷惑おかけしますが、どうかご理解を!

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